漫画叙情詩・創る想い<lyric-poetry>

人生はかくも短きかな 漫画家に憧れた青年は まるで走馬燈のような時空を経、気がつけばはや白髪さえまじる。 時はだまって過ぎ往く。 .ここに四半世紀をつないで 漫画を世に送ります.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

漫画考

Sample_12.jpeg
 
        楠勝平 画


私たちが普段目に触れる漫画は、マスメディアを通じたものですから、出されるには目的が有ります。例えば漫画が売れること、商品が売れることと言ったようにです。評価の視点は誰から見たものかというと、与える側の視点から見たものです。私たちは青年向け、少年向け、少女向けの各マスメディアの評価にかなった漫画を見ています。もちろん時流に合わせ、読む側のニーズにあったものを察知して作っているのでしょうが・・・。
 いわゆる文学といったような文字媒体には、芥川賞を筆頭に大衆文学、詩、俳句、短歌など幅広いジャンルがあるのを大人なら誰だって知っています。しかしそれを漫画に置き換えてみるとどうでしょうか、マスメディアの発行する青年漫画と少年漫画がいわゆる漫画であって、付け足して新聞の4コマ漫画が加わる程度でしょうか。
 かつて手塚治虫さんが、漫画の芸術性について述べ、かなりの批判を浴びたと聞いたことがあります。漫画がマスメディアと共にあり、作り手も受けても大衆文学以外期待されていない現状では、純文学や、詩、短歌、俳句といったような違いを持った、新しい漫画表現が世に受け入れられるのは、土壌が無いだけに難しいのかもしれません。嘗てのガロやCOMはそのあたりの線を模索していた所も有ったように思います。個々の漫画家として永島慎二さんやつげ義春」さんなど、マスメディア漫画とは少し毛色の違った漫画が世に出たことはありましたが、根付くこともなく結局のところ世間に受け入れてはもらえなかったようです。漫画は大衆文学だけではなく、あらゆる可能性をもったすばらしい表現手段だと思います。今のマスコミ主体の利潤とニーズの媒体からでは、なかなかあたらしい漫画分野の開拓は難しいのかもしれません。
                    

                                     新宿 漫画喫茶にて


スポンサーサイト
  1. 2009/04/03(金) 00:22:32|
  2. monologue(文章)|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

| ホーム |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。